CARBON RECYCLE & GX

炭素循環とGXへの取り組み

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INTRODUCTION
炭素循環 Carbon Recycle 松和メンテナンス独自の事業コンセプト

仕組みをつくり、炭素循環を目指す。

廃棄物や未利用資源を、地域の農業や産業で再び活用できる資源へ。有限会社松和メンテナンスは、発生抑制から分別・収集、資源化、利用先との接続までを考え、地域で続けられる循環の仕組みをつくります。

その仕組みによって最終処分や新たな天然資源・化石資源の投入を抑え、温室効果ガス(GHG)の排出削減を目指します。削減効果を適切に評価し、条件を満たす事業では、カーボンクレジットを通じた環境価値の活用も検討します。

工場から処理設備、農地へと資源がめぐる様子を描いた図
廃棄物や未利用資源を、地域の農業や産業で再び使える資源へ。その仕組みをつくることから始めます。
ISSUES

廃棄物と資源の使い方から見直す

ご要望

「廃棄物の量や処分を減らしたい」

原材料のロスや廃棄物の発生量を減らしたい。まだ使えるものを処分している。

当社の対応

排出状況を整理し、発生前に改善できることと、発生後に活用できるものを見つけます。

ご要望

「資源としての利用先を見つけたい」

有機廃棄物や未利用の素材を資源化したいけれど、利用先や必要な品質が分からない。

当社の対応

地域の需要を確認し、処理方法と使い道を組み合わせて検討します。

ご要望

「環境効果と事業性を確かめたい」

GXにつながる事業を考えたい。GHG削減やカーボンクレジットの可能性を知りたい。

当社の対応

現在の処理方法や費用を把握し、環境面と事業面の両方から実現できる条件を整理します。

CARBON RECYCLE

松和メンテナンスが考える炭素循環

松和メンテナンスの「炭素循環|Carbon Recycle」は、廃棄物や未利用資源が地域の中で使われ続ける仕組みをつくり、その結果としてGHG排出削減につなげていく、当社独自の事業コンセプトです。

  1. 1

    発生抑制

    廃棄物になる前に、原材料のロスや過剰在庫を減らす

  2. 2

    資源化と地域での利用

    分別・処理を行い、農業や産業の利用先へつなぐ

  3. 3

    最終処分と新たな資源使用の抑制

    埋立などの最終処分と、天然資源・化石資源の投入を減らす

  4. 4

    GHG効果の評価

    比較の基準(ベースライン)を定め、排出量の変化を確かめる

条件を満たす場合

環境価値の活用

適用できる制度や方法論がある事業で、カーボンクレジットなどへの適用を検討します

こうした仕組みを積み重ね、その先にある炭素循環を目指す

資源が地域で使われる仕組みをつくり、GHG削減効果を評価します。条件を満たす事業では、その効果を環境価値の活用へつなげます。
一般的な「カーボンリサイクル」とは区別しています。「炭素循環|Carbon Recycle」は、CO₂そのものを回収し、化学品や燃料などの原料として再利用する技術を指す名称ではありません。政策・技術分野の一般的な「カーボンリサイクル」とは、意味を区別して用いています。[1]

資源の発生源を知り、性質に合った処理方法を選び、農業や製造業などの利用先につなぐ。収集・運搬・処理・利用の各段階を一つの事業として組み立てることで、埋立などの最終処分や、新たな資源の使用を減らすことを目指します。

機械や処理技術は、地域に合った循環をつくるための手段として選びます。確認できたGHG削減効果は、適用条件を満たす場合にカーボンクレジットなどの環境価値へつなげます。こうした取り組みを積み重ね、炭素循環型社会への貢献を目指します。

GX

資源循環の仕組みからGXに取り組む

GXは、グリーントランスフォーメーション(Green Transformation)の略称です。化石燃料への過度な依存を減らし、エネルギーの安定供給、脱炭素、経済成長をともに進めるために、産業や社会の仕組みを変えていく取り組みです。[2]

再生可能エネルギーと資源循環を組み合わせた産業地区の図
原材料の無駄を減らし、発生したものを資源として使い、収集や処理のエネルギーも見直す。ここがGXの出発点です。

廃棄物の分野からの出発点

廃棄物の分野では、原材料の無駄を減らすこと、発生したものを資源として使うこと、収集や処理に必要なエネルギーを見直すことが出発点になります。資源を排出する事業者と利用する事業者がつながれば、調達・生産・処理の仕組みを変える機会が生まれます。

私たちの目指すGX

松和メンテナンスは、GHG削減効果とともに、資源の品質、供給の安定性、利用先の需要、費用を確かめます。地域の農業や産業に役立ち、継続できる資源循環をつくることが、私たちの目指すGXです。

TWO APPROACHES

廃棄物を減らす二つの取り組み

発生前に減らす工夫と、発生後に資源として活かす流れを並べた図
左:発生前に減らす(発生抑制)。右:発生後に活かす(資源利用)。効果は分けて把握します。
発生前に減らす

廃棄物の発生抑制

まず優先するのは、廃棄物になる前の段階で発生を減らすことです。原材料の使い残し、過剰在庫、製造工程のロス、保管中の劣化など、廃棄物が生じる原因を確かめます。発注量や使用量、保管方法、工程内での使い方を見直し、品質や衛生を保ちながら無駄を減らします。[3]

松和メンテナンスは、排出状況や収集時に把握できる情報をもとに、お客様と改善の余地を共有します。発生量に加えて生産量当たりの発生量などを確認し、事業規模の変化と改善効果を分けて捉えます。

発生後に活かす

資源利用による処分と資源消費の抑制

やむを得ず発生した廃棄物や副産物は、資源として活用できる可能性を検討します。分別・品質管理と適切な処理を行い、肥料原料、再生原料、条件に合う代替燃料などの用途につなげます。

ここで減らすのは、資源として使われずに処分される量です。さらに、回収した資源が実際に原料や燃料を置き換える場合には、新たな天然資源や化石資源の投入も抑えられます。資源化した量と実際に利用された量を把握し、発生抑制とは別の効果として確認します。

ROUTES

資源の性質に合わせた三つの活用方法

発生抑制と再使用を優先し、そのうえで資源の性質や地域の需要に合った活用方法を選びます。農業利用、材料としての再生利用、エネルギー利用は、それぞれ必要な品質や評価する効果が異なります。

ORGANIC

有機資源を農業へ

食品残渣、農業残渣、有機性汚泥などは、発生源ごとに成分や含水率、異物の混入状況が異なります。性状に合った分別・収集と、発酵・乾燥などの処理を組み合わせ、肥料原料や農業で使える資源としての利用を検討します。

農業利用では、成分、安全性、品質、施用方法、現地の基準や手続きを確認します。処理できたことに加え、農業で実際に使われることを確かめ、地域の需要に合った供給を目指します。

MATERIAL

資源を再び原料へ

材料として使えるものは、分別と品質管理によって、再生原料としての利用可能性を検討します。利用先が求める品質、供給量、運搬条件を確認し、既存の資源を長く使い、新たな天然資源の投入を抑える仕組みを考えます。

ENERGY

再生利用が難しい資源をエネルギーへ

材料としての再生利用が難しいプラスチック等は、適切な選別や品質管理を行い、SRFなどの廃棄物由来の固形燃料として利用できるかを検討します。SRFは、非有害廃棄物を原料とする固形燃料です。セメント産業などの需要とつなぎ、既存の化石燃料の使用量や最終処分量の削減を目指します。[4]

燃料として使う場合は、受入先の品質条件や排ガス管理、代替する燃料を確認します。化石由来のプラスチックを燃やす際のCO₂も含め、従来の処理・燃料利用と比較してGHG排出量を評価します。

作物や食品に由来する有機資源を収集し、処理と品質確認を経て農業利用へつなぐ流れのイメージ。
有機資源の農業利用の一例。性状に合う処理と品質確認を経て、地域の農業での利用につなげます。
HOW WE WORK

資源循環を具体化する六つのステップ

発生源の把握、資源化の検討、利用先との接続、事業の設計、GHG評価、条件に応じた環境価値活用の6段階。
発生源の把握から利用先との接続、効果の評価までを一つの流れで考え、条件に応じて環境価値の活用を検討します。
1

発生源と現状を知る

何が、どこで、どれだけ発生し、現在どのように処理されているかを把握します。発生を減らせる工程と、資源として活用を検討する対象を整理します。

2

資源としての可能性を確かめる

性状や安全性、分別の状態を確認し、再使用や資源化の可能性を検討します。必要な分析や試験を通じて、用途に合う処理方法を絞り込みます。

3

利用先につなぐ

農業、製造業、セメント産業など、資源を実際に利用できる相手を検討します。品質、必要量、受入時期、価格などの条件を確認します。

4

循環が続く事業を組み立てる

収集・運搬・処理・資源化・利用を一つの流れとして設計します。費用、運営体制、供給と需要、必要な手続きを整理し、継続できる事業モデルを検討します。

5

実施結果とGHG削減効果を評価する

資源の利用量、最終処分量、費用を記録し、GHG排出量を比較条件に沿って評価します。運用の改善点と、確認できた効果を整理します。

6

条件に応じて環境価値へつなげる

削減効果の記録をもとに、適用可能な制度や方法論がある場合は、カーボンクレジット化の可能性を検討します。適用の可否にかかわらず、資源循環と事業運営の改善を続けます。

MEASURING

資源循環の効果を数値で確かめる

何が減り、何が使われたか

廃棄物の発生量、資源として実際に利用された量、最終処分量を分けて把握します。新たな原料や燃料をどの程度置き換えたかも確認します。脱水や乾燥で減った水分は、発生抑制量やGHG削減量と分けて記録します。

事業全体でGHGがどう変わるか

GHG削減効果は、事業を実施しなかった場合の処理や原料・燃料利用など、比較の基準となる状態(ベースライン)を定めて評価します。収集運搬、分別、処理に使う電力や燃料、資源の利用段階を含め、評価する範囲と前提条件をそろえます。

有機廃棄物の埋立回避によるメタン排出の変化や、原料・燃料の代替効果も、対象の事業に応じて確認します。資源化の工程で新たに生じる排出も含めて比較し、実績、見込み、目標を分けて示します。

地域で事業を続けられるか

設備や運営に必要な費用、利用先の需要、資源の供給量、品質の安定性を確認します。環境効果と経済性の両方から仕組みを見直し、地域に定着する事業を目指します。

試料の確認、計量、記録の比較を行う様子を描いた図
数値を公表するときは、実績・見込み・目標を区別し、対象期間、比較する方法、算定の範囲を添えます。
CARBON CREDITS

GHG削減を環境価値につなげる

カーボンクレジットは、温室効果ガスの削減量や吸収・除去量を、一定の制度や基準に基づいて認証し、取引などに用いる仕組みです。松和メンテナンスは、資源循環事業で確認できるGHG削減効果について、適用可能性を検討します。

確認すること

制度ごとの要件を確かめる

対象事業に合う制度と算定方法を確認し、必要なデータの測定・記録、削減量の算定、制度が求める第三者による確認などの要件を整理します。事業による追加的な削減かどうかや、同じ削減量を重ねて計上しないことも、制度ごとの要件に沿って確認します。[5]

目指すこと

資源循環を土台に活かす

資源化による削減効果が、そのままクレジットになるわけではありません。地域で続けられる資源循環を土台に、条件を満たす場合に環境価値を活用し、事業の継続や改善につなげることを目指します。

PROJECTS

地域に合った炭素循環の仕組みをつくる

国や地域によって、廃棄物の種類、収集体制、農業や産業の需要、電力・燃料の条件は異なります。松和メンテナンスは、日本国内で培った収集運搬と資源化の経験を基盤に、現地の関係者とともに地域に合った循環型事業を検討しています。

海沿いの地域で、農地と処理設備と市場が結ばれている様子を描いた図

フィリピン|有機廃棄物を農業利用へつなぐ循環型GXモデル

現在の段階 実現可能性調査の計画 2026年6月30日 経済産業省の補助事業に採択

日本製急速発酵乾燥装置を活用し、有機廃棄物を農業で利用できる資源へ転換する事業の実現可能性を調査する計画です。肥料としての品質と安全性、利用先の需要、収益性、許認可要件、GHG削減効果を検証の対象とします。[6]

資源化と実際の利用を結び付け、埋立などの最終処分量の削減を目指します。埋立回避等によるGHG削減効果を確かめ、将来的なカーボンクレジット制度への適用可能性も検討します。

ブータン|地域に合った資源循環の可能性を探る

事業構想

ブータンへの展開を視野に、現地の廃棄物や未利用資源をどのように活用できるかを検討していきます。地域の環境や暮らし、利用先の需要を踏まえ、現地で継続できる資源循環の形を目指します。

OUR ROLE

現場と利用先をつなぎ、循環を続ける

現場を理解し、利用先へつなぐ

松和メンテナンスは、廃棄物が発生する現場を理解し、資源を必要とする人や産業へつなぐ役割を担います。国内の収集運搬と未利用資源の有効利用で培った経験を活かし、排出事業者、処理や資源化に関わる企業、農業関係者などと、実行できる方法を検討します。

環境マネジメントを土台に

ISO14001に基づく環境マネジメントを通じて、適正処理と法令遵守、業務の改善に取り組みます。その土台の上に、資源の供給から利用、効果の確認までをつなぎ、地域で継続できる事業を目指します。[7]

資源の消費と最終処分を減らし、GHG排出削減につながる仕組みをつくる。
その積み重ねが、松和メンテナンスの考える「炭素循環|Carbon Recycle」です。

FAQ

よくあるご質問

Q松和メンテナンスの炭素循環とはどのような考え方ですか
A

廃棄物や未利用資源を地域の農業や産業で活用できる仕組みをつくり、最終処分や新たな天然資源・化石資源の投入を減らして、GHG削減につなげる事業コンセプトです。削減効果を評価し、条件を満たす場合にはカーボンクレジットへの適用も検討します。

QGXはどこから始めればよいですか
A

原材料の使用量、廃棄物の発生量、現在の処理方法や費用など、把握できる情報を整理することから始められます。発生を減らせる部分と資源として活用できる部分を確かめ、実行できる方法を考えます。

Q分別ができていない状態でも相談できますか
A

現在の状態からご相談いただけます。混ざっているものの種類や発生場所を確認し、現場で実行できる分別・保管・回収方法と、資源化の可能性を検討します。

Q有機廃棄物はすべて肥料にできますか
A

成分、安全性、異物の有無、処理後の品質、利用先の条件によって異なります。必要な確認や試験を行い、法令や用途に合う活用方法を検討します。

Q資源化すれば必ずGHG排出量や費用が減りますか
A

効果は、従来の処理方法、運搬距離、処理に使うエネルギー、設備費用、利用先などによって変わります。資源化後の利用まで含めて比較し、環境面と費用面で改善につながる条件を確かめます。

Q資源化事業はすべてカーボンクレジットの対象になりますか
A

対象になるかは、事業に適用できる制度や方法論、その要件によって異なります。削減量を測定・記録できるか、必要な検証を受けられるかなどを確認します。認証・発行や販売収入を、検討の段階で保証するものではありません。

Q炭素循環とカーボンニュートラルは同じ意味ですか
A

松和メンテナンスの「炭素循環」は、資源循環の仕組みづくりを通じてGHG削減を目指す事業コンセプトです。カーボンニュートラルは、対象とする範囲の温室効果ガスの排出量と吸収・除去量を差し引き、実質ゼロにする状態を指します。当社のコンセプトは、事業や製品の排出が実質ゼロであることを示す認証ではありません。[8]

廃棄物の削減と循環型事業についてご相談ください

廃棄物の発生を減らしたい。資源としての利用先を探したい。地域の農業や産業とつながる事業を検討したい。現在の状況やお考えをお聞かせください。GHG削減効果の評価やカーボンクレジットの適用可能性も、対象となる事業の内容に応じて検討します。
対象となる廃棄物や資源の種類、発生場所、おおよその量、現在の処理方法、ご関心のある利用方法が分かると、相談を進めやすくなります。詳しい成分や量が確定していない場合も、分かる範囲でお知らせください。

有限会社 松和メンテナンス 〒441-8152 愛知県豊橋市三本木町字新東上39-16
電話 0532-47-4422 メール hm@showamaintenance.com
国内の廃棄物処理は、愛知・静岡・三重・岐阜を中心に対応しています。海外での資源循環事業や事業連携についてもご相談ください。

参照資料

[1]NEDO カーボンリサイクルとCO₂の再利用
[2]経済産業省 我が国のGX政策の進捗について(2026年6月25日)
[3]環境省 循環型社会形成推進基本法の概要
[4]ISO 21640 固形回収燃料(SRF)の分類と仕様
[5]ICVCM Core Carbon Principles
[6]当社 フィリピンの調査事業
[7]当社 ISO14001と環境方針
[8]環境省 カーボンニュートラルとは

[5]は自主的炭素市場における品質原則の参照であり、個別事業のクレジット適格性や適用制度を確定するものではありません。

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